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古野 朗子; 山澤 弘実
JAERI-Data/Code 98-039, 36 Pages, 1998/12
世界版緊急時環境線量情報予測システムWSPEEDIは、大気拡散計算により万一の事故時における広域への影響を迅速に予測するシステムである。WSPEEDIで入力する全球予報データには混合層や雲・降水の情報が殆ど含まれていないため、大気拡散モデルGEARNでは乱流拡散過程及び降雨洗浄過程を単純にパラメタライズしている。そのため本研究では、混合層過程及び湿潤過程を予測できる大気力学モデルPHYSICをWSPEEDIに導入することを目的とする。今回はその第一段階としてPHYSICに対して(1)水蒸気の移流拡散方程式、(2)グリッドスケールで表現できる雲の形成消滅過程、(3)層状雲からの降水過程を導入した。本報告は、モデル内容、改良後の計算コードの詳細及び試験計算例についてまとめたものである。
永井 晴康; 山澤 弘実
Journal of Nuclear Science and Technology, 34(8), p.835 - 846, 1997/08
被引用回数:2 パーセンタイル:23.01(Nuclear Science & Technology)原子炉事故が発生した際に、その対策を行うための時間的余裕を得るために、緊急時対応システムが予報機能を持つことは重要である。そこで、緊急時システムの気象予報モデルとしてメソスケール大気力学モデルPHYSICを適用する方法を提案した。また、PHYSICの初期及び境界条件として気象庁の数値予報モデルの出力であるGPVデータを用いる。PHYSICは、格子間隔が大きいGPVデータを緊急時システムに必要な高分解能のデータに変換することと、領域内部での局地現象を予報する役割を持つ。PHYSICの計算領域は、水平格子点を5050に固定し、格子間隔及び領域の大きさは対象地域において局地風を引き起こす地形を考慮して決定する。モデルの性能評価を行った結果、局地気象場を良く予報できた。